今年の道東は雪が多かった反面、春の気温が例年よりも高く雪代と同時にまとまった雨が降った為、多くの河川が増水と濁りに悩まされた。アメマスも早い段階で降海を始めたようで、今回の遠征はその旬を大きく外してしまった様だ。この為、釣りに関しては多くを語ることは出来ないし、結果論を言っても始まらない。
自然相手の釣り、しかも、狙っているのは本当の意味でネイティブといえるアメマスである。河川と海を行き来し、そのタイミングは水温や水量によって大きく左右される。春の遅い年はGWを過ぎても釣れ続く事もあるし、反面、連休前にシーズン終焉を迎える事もある。もっとも、今年についてはあまりにもシーズンの終わりが早かったとは思う。
もっとも、だからといって今回の遠征が失敗だったとは思えない。魚を釣るのが目的ではあるけれど、道東の自然を感じることが何よりだからだ。釣れない言い訳に聞こえるかもしれないけれど、魚を釣りたいと思う反面、自分の釣りをしたいという気持ちが勝っている。その自分の釣りとは、自然を感じることが出来る釣り。だから、釣り人で混雑するような釣り場に向かう事はない。