2015 早春の道南へ

利別川で竿を出したが、魚のコンタクトはなかった

利別川で竿を出したが、魚のコンタクトはなかった

例年のこの時期、釣り仲間で道南を訪れる。釣りもしないわけではないのだが、春以降の本格的なシーズンインを前に仲間と酒を飲み、釣りを語るという集まりである。昔は結構な人数で開催していたけれど、家庭や職場の事情などにより、今年は自分を含めて2名。それでも、そのうち時間が合えば、また多くの仲間が集まるようになるのではないだろうか。

今年は2名と参加者が少ない為、幹事役のS氏からは、十勝川へ行きたいのであれば十勝にしようか?との打診も貰っていたけれど、釣りそのものよりも、毎年続いてきたこうした会合はやはり続けたいものである。それに、一足先に雪が消える道南の景色も捨てがたい。

この時期にこんな風景がみられるとは

この時期にこんな風景がみられるとは

日本海を北上していくと利別川沿いの木々が霧氷となり白く輝いていた。冷え込みの激しい道東に多くみられる光景だけど、まさかこの時期の道南で霧氷に出くわすとは思わなかった。もっとも、水量のある利別川沿いでは珍しい事では無いのかもしれない。

海岸線に雪はないが、山はまだまだ冬の様相

海岸線に雪はないが、山はまだまだ冬の様相

北海道の天候は基本的に日本海側は雪が多く、太平洋側は比較的雪が少ないことが多い。ただ、今年の道南に関しては太平洋側の多くの川はまだまだ雪が多く、シーズンインが遅れそうな様相であった。もっとも、急激に気温が上がれば雪代となり、川原の雪は一気に無くなってしまう。

北海道最西部付近より狩り場山系を望む

北海道最西部付近より狩り場山系を望む

旧大成町宮野から北檜山の太櫓を結ぶ道道740号線は、太田トンネルが開通してから好きな道の1つになったルートである。冬は決してお勧め出来るドライブルートとは言えないけれど、路面の出ている時期は奇岩や奥尻島を近くに見ながら走る事が出来る。また、有名な太田山神社もこの道沿いにある。

宿からみえるサンセット 冬と異なり、海は凪である

宿からみえるサンセット 冬と異なり、海は凪である

肝心の釣りについては、二日酔い気味の身体に鞭を打ち、利別川で一時間半ほど竿を出してみた。流石に日曜日なので流れに変化がありそうな場所には多くの釣り人がささっていた。その間で竿を出してみたけど、アタリも追いもない。もっとも、この川のアメマスは時期にもよるけど簡単に釣れるアメマスではない。鮭稚魚の降海が始まれば、ボイルがあちこちで起こるエキサイティングな光景を目にするけど、こうした時期の釣りは僕にとっては正直苦手である。場所と立ち位置、そして運が無いとバイトすらないと思う。それは5月の西別川に似た光景かもしれない。