2014 運と粘りの十勝川

十勝としては暖かい1日であった

十勝としては暖かい1日であった

日高路を経由して東へ向かった。札幌から豊似まではかなりの降雨となっており、十勝川の濁りが心配であったけど生花を過ぎた辺りからは星空が見える好天となった。やはり、冬の十勝は晴れる土地であるのだ。気温も高く、野塚峠山頂でも降雨となっていた。

音もなく、悠々とながれる大河

音もなく、悠々とながれる大河

久しぶりに左岸を訪れたような気がする。昔は左岸が好きで、よく通っていた釣り場なのだが何度かの大水で地形が変わり、また全く魚が付かない年もあり、徐々に足が遠のいていたのだ。それでも流れの向きを考えると左岸を探る方が僕は釣りやすいと感じる。

久しぶりの左岸でトルクフルなファイトをみせてくれた。

久しぶりの左岸でトルクフルなファイトをみせてくれた。

この日、決して好調というわけではなかったのだが、川に入って暫く釣り上ったところで魚が溜まっていた様だ。連発的にバイトが続き、型も十勝川サイズであった。下り故に痩せているけれど、相変わらず大河らしく、寄せてもなかなか浮いてこない。

バンクにある木々はポイントになり得る。

バンクにある木々はポイントになり得る。

下り故にスピード感は無いけれど、トルクは力強い。

下り故にスピード感は無いけれど、トルクは力強い。

初夏の道東は、朝3時ともなれば十二分に釣りが出来るほど夜明けが早い。反対にこの時期は昼を過ぎ、2時近くで既に夕刻が近いことを知る。3時ともなれば、晴れた十勝の空をオレンジ色に染めてしまうのだ。そんな空を眺めていると、釧路から飛び立ったであろう飛行機が真っ直ぐな飛行機雲を描いていた。

サンセットと飛行機雲

サンセットと飛行機雲

夕日に魚体が輝く

夕日に魚体が輝く

午後に入る予定であったポイントは先行者がおり、仕方なく空いていたポイントを探ってみた。入った直後からチビが1匹でたものの、反応は極めて悪かった。それでも粘って釣り下ったところで大型特有のバイト。全く浮いてこないその魚は寄せてきた時の反転でフックが外れた。恐らく、捕れれば最低70後半はあったであろうアメマスを逃がし、落胆した直後のキャストでバイト。これは無事にキャッチした。その後、不連続ながらバイトが続き、大型ばかり4本のランディング。運もあったのであろうけど、粘り勝ちの面もあったのかもしれない。

道東の夕暮れははやい。

道東の夕暮れ