2015 那覇

 

 関西国際空港

今回は那覇への行きが大変であった

今回は那覇への行きが大変であった

搭乗予定だった日の航空機は悪天候で欠航となるリスクが高まり、急遽休暇を1日追加し、深夜に到着する関空行きの便へ飛び乗った。羽田であれば好都合であったのだが、正月明け故に空席がなく、選択肢は殆ど無かったのだ。通常のチケットであれば、那覇までの乗り継ぎ便も変更という事も出来るのだが、廉価なチケット故にどうしても羽田へ戻る必要があったのだ。

深夜の大阪に到着し、翌日の移動は色々考えた末に航空機で成田まで移動を行った。大阪から関空、また成田から東京までの移動費を考えると新幹線という手段も考えたのだが、それでもLCCを利用する方が安かったのだ。もっとも、大きな荷物を持ち新幹線に乗りたくないという事も理由の1つではある。

関空にある551蓬莱で食べた海鮮焼きそば

関空にある551蓬莱で食べた海鮮焼きそば

那覇

空弁の一種である大東寿司 タイミング次第だが売り切れになる事も多い。

空弁の一種である大東寿司 タイミング次第だが売り切れになる事も多い。

那覇空港の定番空弁の1つに大東寿司がある。量を考えると安いとは言えない価格だが、パッケージの写真と中身が大きく変わる商品が多い中でこの弁当は優秀である。那覇市内にある喜作という寿司屋で食べた方が勿論美味しいと思うけど、空港で大東島を味わうには悪い選択ではないと思っている。

4

マグロでも作られるそうだが、空弁のそれはサワラを用いている。

那覇の居酒屋 なかむら家

那覇の居酒屋 なかむら家

昨年、現地で紹介された居酒屋である「なかむら家」さんを訪れた。この店は旅に向かう前から行こうと決めていた店である。徒歩で行ける為、宿もわざわざ近い場所に確保したくらいである。この店が好きなのは、観光客向けではなく地元の方も常連がいる居酒屋だからだ。観光客向けに営業している店は値段と味のバランスが悪い事も多く、何処の観光地でも避けた方が無難である。(勿論、良心的な店もあるだろうけれど、そういう店は地元の常連も集まるのだ。)

この店は定番の沖縄料理も楽しめるので、その意味ではお勧めは出来る。もっとも、自分の好みに合った店も、大都会である那覇には沢山あるであろうから、万人向けに合うとは言わない。ただ、店は昭和の色が濃く、ある程度から上の世代であれば懐かしさと共に沖縄の味を楽しむことが出来ると思う。

店に並ぶ鮮魚たち

店に並ぶ鮮魚たち

店内は昭和の雰囲気が濃厚である

店内は昭和の雰囲気が濃厚である

スクガラス(アイゴの稚魚を塩漬けしたもの)

スクガラス(アイゴの稚魚を塩漬けしたもの)

スクガラスはアイゴ(スク)の稚魚を塩蔵したものである。豆腐の上にのせて食べる事が殆どのようで、その塩分濃度故に調味料は不要だ。好き嫌いは分かれるかもしれないが、酒のツマミには合っている食材だとは思う。

島タコ、シャコ貝、セイイカ、ミーバイの刺身盛り

島タコ、シャコ貝、セイイカ、ミーバイの刺身盛り

魚介類は北海道とは全く違うのが沖縄である。タコなどは大きな違いはないけれど、魚や貝は地元でしか捕れない独特の物が多い。それを食べて美味しいと思うかは慣れも必要かもしれない。特に貝類は独特の癖があるので無条件にお勧めはしないけれど、慣れるとその癖がたまらなくなるものだ。

なかむら揚げ(通称あつあつ)

なかむら揚げ(通称あつあつ)

なかむら揚げは要するに揚げたての自家製かまぼこである。薩摩揚げに近いと思えば、味の想像は出来るのではないだろうか。メニューには「なかむら揚げ」と記載されているけれど、厨房への注文は「あつあつ」である。出された時の熱さは確かにと思うネーミングであろう。

ほうれん草バター炒め(通称ポパイ)

ほうれん草バター炒め(通称ポパイ)

テビチの煮付け(豚足)

テビチの煮付け(豚足)

テビチ(豚の豚足)は北海道でも食べられるけれど、沖縄の様に何処の店でもメニューにあるような一般的な食材ではない。沖縄のそれは、おでんの具になることも多く、テビチといえばトロトロになるまで煮付けたそれである。

島豆腐

島豆腐

沖縄の豆腐は普通の豆腐とは製法が異なり、水分が少なく固い。保存に適した製法とのことだが、固い故にチャンプルーなどの炒め物にも型が崩れる事が少ない。これとは異なり、落花生から作ったジーマミー豆腐も沖縄の味であるので味わってみるのも良いと思う。

泊まった宿から、ゆいレールがみえる

泊まった宿から、ゆいレールがみえる

沖縄そば(公設市場にて)

沖縄そば(公設市場にて)

沖縄では所謂沖縄ソバを提供する店が多く、味や麺の種類も多い。地方によっても違うので全てが好みかと言われると返答に困ってしまうのだが、個人的には八重山ソバといわれる系統が好きだ。公設市場で食べたソバは那覇に多い平麺に近い。

ラフテー(豚三枚肉の煮込み)

ラフテー(豚三枚肉の煮込み)

豚のバラ肉(三枚肉)を沖縄風に煮込んだものがラフテーである。中国料理のトンポーロウと同じく(起源が同じという説もあるらしい)、皮もそのまま煮込んでいるのが特徴で皮と脂、そして肉を味わう事が出来る。

牧志公設市場

牧志公設市場

市場通り商店街

市場本通り

那覇ではTシャツを売る店がとても多いと感じる

那覇ではTシャツを売る店がとても多いと感じる

市場本通りは公設市場までは多くの観光客も訪れると思うけど、街の探索という意味では更に奥が面白い。通りを歩く客層が異なり、地元のための商店が並ぶのだ。特に農連市場近くまで足を伸ばすと、近海魚の天ぷらや安い弁当が並べられ、また野菜も多く売られており、その土地の特色を感じる事が出来るのだ。その意味では国際通りは過去に何度か歩いたけれど、あまり魅力は感じない。

新天地市場本通り

新天地市場本通り

新天地市場本通り

新天地市場本通り