2011 新緑の道南渓流

開けた場所で出るイワナは、良いコンディションだ。

GWの最後に山菜採りに道南を訪れているけど、ようやく気温も上がり、渓流は新緑にあふれていた。今日の気温は低めだったと思うけど、渓流を歩くと汗ばむくらいだ。久しぶりに訪れた渓は、下流部こそ魚影は薄かったけど、遡行するにつれて数も型も良くなってきた。それでも、まだ小粒なのが多かったと感じた。

滝壺に魚は群れているけど、最初の数投が勝負だ。

この先も通らずである。何度か高巻を要した。

昔は渓流師であったのに、最近ではキャストもリトリーブも…。

今回の渓は羆が濃い渓故、Shinya氏、BOB氏、工場長氏と僕の四名で釣り上った。最上流の橋までおおよそ6km。往復12kmだから、そこそこの運動になるけど帰り道の林道の荒廃には少し驚いてしまった。崩落箇所が何カ所もあり、一部などは45度の斜面を突破するなど、とても安全な場所とは言えない。こういう場所に慣れていない僕は、緊張の連続であった。

四名で熊鈴や爆竹を鳴らしながら歩いているので、羆もそう簡単には出没しないと思うけど、BOB氏の見つけた足跡は泥の上で足を滑らした様な生々しい跡であった。爆竹を鳴らしながら近づいてきた人間に驚いて逃げた後じゃないのか?などと話が出るくらいだった。言うまでもなく、渓流は危険がいっぱいある。川にもよるけど、北海道とはいえイワナを狙う流域は典型的な山岳渓流である。羆の危険も含め、単独で入るべき場所ではない。

Shinya氏とBOB氏が採取したウドを頂いた。

新緑の頃が一年の中で一番心躍る季節だ。