解禁から二週間が過ぎ、徐々に気温も上がり始めた阿寒湖だけど、到着した朝五時前は氷点下だったようだ。桟橋の板が僅かに凍っていたからね。それでも前回GWに訪れた時と違って、晴れ間もあり、段違いに暖かく感じる。フィッシングランド前に集まった釣り人から「寒いね」の声が聞こえるけど、もっと寒い日を知っていると相対的に暖かく感じるものだ。
さて、今回は「のんびり釣ろうぜ」まあきち氏と同行の釣りだ。初冬の十勝川では、釣り場でバッタリ会うことも何度もあるし、時々飲みにもいくのだけど不思議と一緒に釣りをした事は少ない。大昔の極東遠征と何年か前の阿寒湖くらいだろうか。
今回の行き先は、素直に北岸へ向かう。恩根内から砂浜方向へ釣りをしながら歩いたけど、反応は極めて悪い。時折、沖合でライズを認めるけど、届かないか届いても全く反応がない。そんな時間が暫く続き、ようやく1匹目を手にしたのは8時近くなってからの事だ。
それからも好調とは決して言えなかった。それでも昼近くに砂浜に到着後、僅かに日差しが釣り場を照らし、僅かに活性が上がったようだ。撤収した15時までの間に合計13本、内2本はサクラマスであった。アメマスも相変わらず型は小さく、大きなもので45cm程度と寂しい。
どうもルアーには厳しい状況が続いているけど、やはり気温が上がる日中の方が反応は多いようだ。定番のマズメ刻は気温・水温次第だけど反応は宜しくない。また、魚の岸寄りが少ないようで基本的に遠投が有利。この為、ミノー系よりスプーンなどの方が反応は良い。リトリーブはスローを基本として、派手なアクションは加えない方が良かった。このアクションもストップ&ゴーで十分。レンジは表層は殆ど反応しない。沈めた方が反応は良いので、18gくらいまでのスプーンはボックスに入れておいた方が良い。但し、ポイントによっては根掛かりが多発するので、要注意。
もっとも、天候が良くなり活性が上がれば状況は一変するので、釣り場の状況に応じて臨機応変に対応する事が必要だろう。魚が浮いてくれば、ペンシル系などは過去の経験からいうと効果抜群なので、その時のレンジを探るパイロットルアーにはなりそうだ。
もっとも、そこに魚が居なければ判断しようがないのだが。