2009 道東の渓流と湖

阿寒湖ヤイタイ崎にて

スプリングクリーク西別川上流

この流域でも時々このようなサイズが飛び出してくる

道東も霧が出る季節となった様だ

今年三回目の阿寒湖へ遠征した。相変わらずワカサギの姿は無く、僅かにユスリカも出てきている様で、今後暫くは釣り人を悩ませる季節になるかもしれない。ルアー師である僕は、今回が今年最後となる予定だ。今回は、砂浜からヤイタイの崎まで竿を出しながら釣り歩いてみた。北岸一体、魚は岸寄りしているようではあるけれど、初日は大きな群には残念ながら出会う事は 無かった。それでも、仲間と合流したヤイタイの崎は、単発的に反応が続き、ジグの遠投では元気のあるアタリもあり楽しめた1日となった。

初日の阿寒湖では、風は北岸に向かって吹いており、ヤイタイの崎では水の流れも北に向かっていた。天気予報の風向き も見て、「翌日も北岸が良さそうだ」と仲間と話していた。2日目は僕は単独で西別川へ向かう予定であったけど、宿へ帰還後、状況を聞くと予想通り、北岸は絶好調だったそうだ。土曜日にも関わらず、朝一番で北岸に向かったのは仲間だけだったらしい。他の釣り人は、今年好調が伝えられている大島へ向かったとも聞いた。その選択は僕が口を挟む事ではないけれど、何か違和感を感じるのは僕だけだろうか。

2日目の釣りは、降雨の中、西別川を訪れた。入渓したのは川の最上流に近い流域だ。この流域は降雨で濁りが入る事も 少なく、水深も浅い場所が多いので安全かつ安楽ではある釣り場だ。対象魚はオショロコマ、アメマス(イワナ)、ニジマスの三種が狙えるし、七月以降はヤマメも対象魚に入ってくる。希にブルックトラウトも釣れるらしいけれど、残念ながら僕は釣ったことはない。釣りの出来ない最上流域の孵化場から水源までの流域には、ブルックも僅かながらいるらしい。普段は外来魚にあまり良い感情を抱いていない僕も、西別川だけは何故かブルックもニジマスもいても良いかなと思 える。矛盾しているなとは自分でも思うけど、あまりにも歴史があり、尚かつ、他の魚種と共存している川だからだろうか。

西別川の釣りは、予定していたポイントには入れず、自分で安楽ポイントと呼んでいる区間へ入渓した。どちらかと言えば、ワンポイント的な区間であるのだけど、ポイントの数が多く、大場所も点在しているので一人でじっくり釣るには良い区間でもある。入渓直後は魚の追いも 無く、僅かに鮭稚魚の姿が流れに見えた為、「早すぎたか」との思いがあったけど、この区間の本命ポイントを釣り終えた時、「来て良かったな」と考えが変わった。この川は暫く釣り歩かないと、区間によって魚影にムラがあるのが常なのだ。それは流れなのか、竿抜けているのか理由は判らないけれど、いつ訪れてもそのムラが存在する。それでも、この川を歩いていると周りの木々から、多くの野鳥の鳴き声が聞こえてきて雰囲気は最高だ。魚だけを追うと、それを楽しむ 余裕も無くなってしまう。”釣りときどき散歩”で楽しみたい川だと僕は思う。