2009 道東大河の釣り 3

雨は徐々に強くなっていった。それでも朝は本流の濁りは殆どなかった。
コンディションの良い中型。流れに変化のある場所についていたようだ。
雨で対岸が霞んで見えている。この頃が降雨のピークだったようだ。

今回の降雨は十勝川にとどまらず、多くの釣り人を自宅に留めた雨のようだ。実際、この時期に降られると気持ちのよい釣りなどは出来ないから、賢明な判断だとは思う。僕は事前の予報をみて、降るタイミングを考える と釣りにはなると判断していた。また、気温も上がるから寒くて釣りにならないという事もないとも思っていた。但し、夕方までジックリ釣れるかどうかという 事になると、釣りが出来るのは午前中がギリギリだとも思っていた。何時間も車を走らせ、どんなに長く釣っても午前中でという事になると、普通はガソリン代 や宿代を考えると非常にコストパフォーマンスが悪い釣りだと我ながら思う。でも、不慮の仕事などが入らない限り、釣りになるなら通うと決めていたのが十勝川だ。雨雲の予測を見た時点で、迷いは無かったのだ。

今回のポイントは、右岸の中流域。ちなみに僕の感覚では茂岩から上流へは入る事は殆ど無い。だから、十勝川の上流域というのは茂岩である。下流はどこかと言えば愛牛だろうね。更に下でも竿を出した事はあるけど、僕にとっては愛牛は最下流なのだ。だから、中流というのはその中間の流域である。このポイントは、昨年初めて訪れ、大型の連 発に酔いしれ、今年の春に濁りで玉砕し、今年の秋シーズン一番最初に惨敗した場所だ。三度訪れ、良かったのは一度だけだから、その時が偶々偶然にという可能性もある。でも、今回は更にその場所を歩いてみて、魚がつく流れだと確信した。但し、群れ次第だからタイミングによってはという但し書きはつくだろうけどね。

茂岩から下流域は、広い場所で川幅は300m近くあるのが十勝川だけど、地図上の蛇行だけではなく、実際の流れは更に蛇行している事がある。直線に見えても、流心が左岸右岸に寄っていると言えばわかりやすいだろう。今回のポイントは、右岸側に流れがある。ただ、これも 実際に釣り歩かないと判らないと思うけど、途中は厳しいと思う。特に今時期は、下りが主体だからね。