2010 道東のウミアメ 4

アメマスの虫食い模様は個性的だ。同じ模様は、あり得ないのではないだろうか。
今でも波と雨に削られている。流木はあれど、斜面に木々が生える事はない。
個人的には、あまり好きではないタイプの白斑点。小さく、まばらのタイプ。
道東のウミアメで最大の障害は、濁りであろう。

気がつくと7月も後半となり、ウミアメのシーズンも残り一ヶ月となってしまった。お盆の頃は、恒例のカラフトマスを狙う予定でおり、遠征チャンスは限られてしまうのだ。多少のリスクはあっても、行くチャンスは行っておいた方が良い。そう考えた今回の遠征は、予報で波が多少残っていると思われるが、釣りには支障はないと考えていた。しかし、太平洋のサーフで一番厄介なのは、濁りである。勿論、波が高くなれば濁りやすいのだけど、波が落ちていても常時澄んでいるわけではない。潮汐に伴う潮の流れで状況は目まぐるしく変わる。それだけは、事前に読み切る事は難しい。

今回の遠征で波は予報通りである1m前後。日本海であれば、大した波ではないけれど太平洋岸のそれは、注意しないと足をすくわれる。それは引き波時に強く感じるであろう。また、その引き波は取り込みの難しさにも当てはまるのだ。中型までは、竿の弾力を利用して何とか上がってくるけれど、大型近くと なると引き波の動きを計算に入れないとフックアウトの可能性が強まる。でも、凪の時に波を利用出来ない事も悩むところでサーフの釣りは、取り込みが悩ましい。

さて、残り数少ない道東太平洋のサーフ遠征。シーズン終盤にどんな釣りを楽しませてくれるのか、今から楽しみであると同時に、あと数回しか釣れない寂しさも感じるね。