宿は大阪へ求めた為、夕食は市内の繁華街へB級グルメの探索と相成った。もっとも、どうしても食べたいと思っているものは新世界の串カツ屋くらいなものだったのだけど、思いもよらずに新世界近くの動物園駅を出たところ、猛烈な雷雨に襲われた。コンビニで傘を買い、何度か訪れた事がある店へ向かったのだが、元の店は畳んでしまった様で新しい店名となってしまっていた。
この串カツも単純な料理だけど、店によって味が全然違うのが面白い。好みもあるのだろうけど、今回入った店よりも、僕は以前に食べた小さな店の方が衣はサクッと上がっているし、香ばしさが上で食材の鮮度も良かったと感じている。今回も美味しくないというわけじゃないけど、以前のイメージを考えるとハズレだね。ただ、新世界の串カツ屋は最近は観光客で非常に混雑しているらしい。だるま、将軍などという有名店は行列が出来ていたからね。実際、食べてみれば美味しいのかもしれないけど、僕は串カツでは並ぶ気にはなれんなあ。それでも10分程度でという事であれば、まだしもあの行列を見る限りは1時間以上は待つような気がする。その意味で北海道人には敷居が高いかもしれん。
さて、大阪と言えば粉物である。代表的なところでタコ焼きとお好み焼き、あるいはイカ焼きなどであろうか。うどんもあるけど、僕は蕎麦派なので食べに行こうという発想が無かった。ただ、美味しいうどんは旨いと感じるので、嫌いなわけじゃない。
さて、粉物の最初はタコ焼きである。地元の方に言わせると、美味しい店は沢山あるのだろうけど、今回はビジュアル受けを狙い、びっくりタコ焼きを注文しに、チェーン店である[くくる道頓堀本店]へ向かった。ところがまさかの売り切れ。何でも、TV報道があったらしく、急に人が押し寄せたそうだ。もっとも、この店は何度か報道されているような店なので観光客向けだと思う。
takeoutではなく、店でビールを飲みながら明石焼きとタコ焼きを食べたけど、タコ焼きの方は焼きたてという事もあり美味しいと思う。ただ、おでんは意外と言ったら悪いけど、美味しかったと思うね。特に牛すじが何とも言えないです。もっとも、観光客向けである事は否めないから、値段はそれなりだろうか。
その後、法善寺横町を横切った辺りにあった海鮮系の居酒屋へ。とても混んでいる店だけど、入れるという事で入店。この店はアタリで刺身がとても美味しい。また、ビールなども格安(発泡酒ではない)なので良かったかな。
最後の〆が、最終日の昼食に食べたお好み焼き。これまで僕は粉物はそれほど美味しいと思わなかったけど、今回は文句なしに美味しいと思ったね。粉臭くないし、中の素材も新鮮で食べて色々な味が口の中で広がる。やはり、どんな食べ物でも店次第で全然違うという事なんだろうね。やはり食に関しては、関西は奥が深いね。