明石(あかいし)食堂は色々な雑誌やWebでも紹介されている有名店。特にソーキソバが人気でトロトロに煮込んでいるソーキは、確かに美味しいものです。野菜ソバにソーキを単品で乗せるなどの常連技があるそうですが、最初は素直にソーキソバを頼みましょう。大中小の大きさがあり、中が普通の量です。前回は中、今回は大を頼みましたが阿呆みたいに量が多いわけではないです。お勧め出来る店ではありますが、人気店の為に行列は必須です。可能な限り、昼夕ともに開店間際を狙う方が宜しいかと思います。一番厳しいのが、大人数で訪れた場合かもしれません。相席か奥の座敷が空くまで並ぶ事になります。でもまあ、お勧めは出来ますが長時間並んで食べるのもどうかなとは思いますが。
この店は西別川氏に予約して頂いた居酒屋です。この店も人気店で人数が多い場合は、こちらは予約した方が無難でしょう。特徴的なのが石垣島の居酒屋では子供連れが多い事の様です。飲兵衛だけが集まるなら、席も早々埋まらないと思いますが家族で訪れる文化があるのかもしれません。この店は海鮮物がお勧めの様で刺身を始め、イシミーバイの煮付けなども美味しく頂けました。また、写真はありませんが海鮮あんかけチャーハンも美味しかったです。
三日目の夕食は西別川氏宅に招待され、ご厚意に甘えて御馳走になってきました。毎度毎度、感謝であります。この日、初めて食べたのがスーチカーという豚を塩漬けしたものです。冷蔵庫の無かった昔の沖縄で保存食として作られた物の様ですが、塩だけで味付けしている為、素朴で豚の旨味が出る品だと思います。薄味の塩で酒のツマミにピッタリだと思います。ソーキを除けば、沖縄で食べた豚料理の中で一番口に合っている様な気がします。ラフティも不味くはありませんが、中華料理のそれの方が僕の好みかな。泡盛についてはあまり多くは語れませんが、左から宮古島の菊之露、石垣の白百合、石垣の直火請福、波照間の泡波。どれが旨いかは好みでしょうが、私的には白百合が癖があり合っているかな。泡波はまろやかで呑みやすい泡盛ではありますが、入手しづらいという理由で市場で馬鹿みたいな値段で売られているのは呆れる限り。
もっとも、今回入手した際も定価では買えなかったけど、まだ我慢出来るというレベルではありました。転売したら儲かるけど、酒を転売など馬鹿げていますからね。
波照間で食べた昼食もソーキソバ。鉄板焼きとお好み焼きの店なのですが、流石に沖縄というところでしょうか。ところがこのソバも美味しいのです。沖縄では食べ物屋ではソーキソバがあると言われる土地柄故だと思いますね。もっとも、色々話を聞くと初めて食べた沖縄ソバ(ソーキに限らず)がとても不味く、それから不味い食べ物だと思っていたという人が知人に複数おります。結局は北海道のラーメンと同じで店次第という事なのでしょうか。でも、専門店であれば不味ければ間違いなく潰れるのではないかな。残った店は淘汰されている安心出来る店?なのかもしれませんね。
最後の二つは、那覇空港で昼食として食べたもの。一つはお馴染み金城蒲鉾店のブラックジューシー蒲鉾。これは石垣ではかなり有名な一品。個人的にはブラックジューシーの方が好き。周りの蒲鉾部分は、普通のジューシー蒲鉾の方が美味しいと思うけど、中身の味を考えるとカレー味であるブラックの方が僕は美味しいと思っている。でも、これも好みでしょう。大東寿司の方は那覇空港で売られている空弁。南大東島の郷土料理の料理で一箱750円也。量を考えると高いかもしれないけど、なかなか味わい深いお寿司だと思います。那覇空港でしか売られていない様なので、立ち寄った際は試してみては如何かな。