最近の日本酒

楯野川 純米大吟醸 飛切濃厚仕込(とびきりのうこうじこみ)

数量限定という事でついつい酒屋で手にとってしまった、楯野川のベーシックレベルの1本。仕込みの時に使う水の量を減らしている様で、商品名にもあるように濃厚な味わいを楽しめる。

日本酒度は-8と甘めではあるけど、この手の酒は酸味も絡んでくるので、単純に日本酒度だけでは味わいを想像出来ない。ただ、本当に濃厚な味で、酒蔵でもロックやソーダ割などを想定して作っているとか。

その意味で最近買った酒の中では、異色さが際立つ1本ではあると思う。

醸し人九平次 黒田庄に生まれて ヴィンテージ2019

九平次の標準である「山田錦 EAU DU DÉSIR」と基本的には同じ作り方らしい。違うのは米の区画と栽培スタイル(公式HPによる)だけとの事だけど、味は明確に違う。

どちらが旨いという話は好みもあるので何ともだけど、四合瓶で400円ほど違う価格を受け入れられるなら僕はこちらが好みと感じる。並んでいたら、普通の「山田錦 EAU DU DÉSIR」を買うけれども・・・。

 

麵二種

カップ麵の銘柄は不明 ギョウジャニンニクを入れ食す

身体を壊してからカップ麵は食べる機会が激減しているけど、春のギョウジャニンニクを安楽に味わいたい場合は塩味ベースのそれを買って食べる事がある。

採取したギョウジャニンニクを洗ってハカマを外し、カップ麵に適量乗せてお湯を注ぐだけなので調理と呼べるものではないけれど、ギョウジャニンニクの食べ方の中では安楽かつ間違いない食べ方の一つではあると思う。

小樽 荒又さんの白エビ天ぷら蕎麦

こうした種物は蕎麦というよりセット物ではあるのだけど、季節限定の種物はどうしても手が出てしまう。今回は小樽の蕎麦屋さんで白エビの産地は富山県のもの。港町小樽で何で富山という疑問もあるけれど、そこは素直に楽しんだ方が良いような気がする。

秋以降、十割蕎麦ばかり食べていたけど、久しぶりに食べた御膳蕎麦(更科)も美味しい。蕎麦の味わいながら、白エビの素朴な旨味を味わうのもいいものである。

醸し人九平次うすにごり生酒

醸し人九平次うすにごり生酒

予約した分しか出荷されないという九平次うすにごり生は、正規代理店が近くにあればという但し書きはあるものの、予約すれば手に入れることができる。その意味で、九平次の中で手にしやすい1本なのかもしれない。

うすにごりを名乗る酒は好みはあるものの、ハズレという事は少ないと思っているけど、今回の九平次はどうかと言えば、フレッシュな香りと酸味・甘さは好みだったと感じる。

今年については豊盃、愛宕の松(あたごのまつ)で、うすにごりは味わっているものの、今回の九平次も別の味わいで美味しい。