麵二種

カップ麵の銘柄は不明 ギョウジャニンニクを入れ食す

身体を壊してからカップ麵は食べる機会が激減しているけど、春のギョウジャニンニクを安楽に味わいたい場合は塩味ベースのそれを買って食べる事がある。

採取したギョウジャニンニクを洗ってハカマを外し、カップ麵に適量乗せてお湯を注ぐだけなので調理と呼べるものではないけれど、ギョウジャニンニクの食べ方の中では安楽かつ間違いない食べ方の一つではあると思う。

小樽 荒又さんの白エビ天ぷら蕎麦

こうした種物は蕎麦というよりセット物ではあるのだけど、季節限定の種物はどうしても手が出てしまう。今回は小樽の蕎麦屋さんで白エビの産地は富山県のもの。港町小樽で何で富山という疑問もあるけれど、そこは素直に楽しんだ方が良いような気がする。

秋以降、十割蕎麦ばかり食べていたけど、久しぶりに食べた御膳蕎麦(更科)も美味しい。蕎麦の味わいながら、白エビの素朴な旨味を味わうのもいいものである。

醸し人九平次うすにごり生酒

醸し人九平次うすにごり生酒

予約した分しか出荷されないという九平次うすにごり生は、正規代理店が近くにあればという但し書きはあるものの、予約すれば手に入れることができる。その意味で、九平次の中で手にしやすい1本なのかもしれない。

うすにごりを名乗る酒は好みはあるものの、ハズレという事は少ないと思っているけど、今回の九平次はどうかと言えば、フレッシュな香りと酸味・甘さは好みだったと感じる。

今年については豊盃、愛宕の松(あたごのまつ)で、うすにごりは味わっているものの、今回の九平次も別の味わいで美味しい。

 

立春の味

豊盃 純米大吟醸 山田錦48% 生酒 紫ななこ塗

タイトルは大袈裟ではあるけれど、この時期に発売となる豊盃の二種と、そろそろ発売も終了となる飯寿司、そして厳寒期である今が旬である銀杏草を。

豊盃 純米大吟醸 おりがらみ生酒 緑ななこ塗り 豊盃米49

豊盃と名乗る日本酒で美味しくないと感じるものは皆無で、味の差は好みの問題である。基本的に甘めの酒ではあるけれど、酸味も強いのでバランスがよく、特に上の写真のような生酒はとてもフレッシュさのある豊かな香りと、酸味、苦み、甘みの混じったとてもバランスのとれた1本になっていると思う。

特にこの時期に限定出荷される「おりがらみ生酒」は、昨年初めて飲んで一番好きな豊盃だと感じた銘柄だ。今年の春、楽しみにしていた1本でもある。

ハタハタ飯寿司 寿都の山下水産謹製 基本的には冬場の食べ物だ

飯寿司も作り手によって味が大きく変わる食べ物で、僕の好みでは量販品という中では寿都の山下水産のそれが一番好みだし、美味しいと感じている。

勿論、過去には美味しいと思える飯寿司は何度か食べているけど、生産量も限られている事も多く、地元の人や予約しないと買えないという物も多い。

札幌近くでは石狩市厚田の飯寿司が有名だけど、作り手による味の差はかなり大きいので、好みの味を見つけられればと思う。ただ、札幌からは微妙な距離がある事と、行けば必ず買えるというわけでもない。

冷凍させればある程度の期間は楽しめるけど、解凍させてしまうと発酵が進むので大きな樽買いというわけにもいかないので、一般人は食べきれる量を買うというのが無難だ。

銀杏草のお味噌汁 厳寒期の味

銀杏草は厳寒期に水揚げのある海藻で、香りと食感が好ましい。ただ、この海藻は安くは買えない。勿論、一回の味噌汁に入れるようで何万円もするとは言わないけど、具材とすると高級な部類だろう。

ただ、厳寒期の海に入りながら手摘みしている海藻であるから、苦労を考えると高くて当然だと思う。ネマガリタケが高値で引き取られる事にも通じるロジックなのだ。