胃カメラというもの

そこそこの歳になると会社の健診で胃の項目が追加され、バリウム検査が長年続いていたのだけれど、最近は胃カメラ検査も選択出来る様になったのは嬉しい限りだ。

理由は単純でバリウム検査を受けるくらいなら、最初から胃カメラを飲んだ方が楽だという事につきる。特に最近は鎮静剤を用いる検査も普及しているので、寝ている間に検査が終わってしまうもの。

ただ、(僕の勤め先)での健診で、胃カメラ検査を受ける場合の鎮静剤(麻酔)は自腹である。保険外なので値段は微妙だけど、今回の健診では2000円也。昨年は違うクリニックで1000円くらいだったと思うので、まあ高くても数千円なんだろうと思う。

胃カメラというと苦しいというイメージがあり、実際に僕も大昔に受診した時は2度とやりたくないと考えていた検査だったけど、鎮静剤での検査を経験してからは多少の出費があっても、胃カメラ検査一択しか考えられない。

不味いバリウムを飲まなくても良いし、バリウムは検査後に結構腹が重たい時間が続くこと(個人差はあるんだろうけどね)。大体にしてバリウム検査は胃に問題がなくても、陰が写る場合も多いようで、再検査の胃カメラで問題なしというケースもかなり多い様だ。

その意味では鎮静剤はともかくとしても、最初から胃カメラを飲んだ方が手っ取り早いのだ。特に性能の良い経口カメラを使えるので、選べるのであれば僕は鎮静剤+経口の胃カメラを選択する。

ちなみに鼻から入れる胃カメラも、検査の苦しさという点ではかなり楽のようで、僕も最初はこれを選ぼうと思ったこともある。ただ、鼻の粘膜から出血するリスクも結構あるらしく、抗血小板薬を飲んでいる僕にとっては避けた方が良いのかなと思ったことと、何だかんだ言っても比較すると経口用の胃カメラの方が高性能だそうだ。

まあ、設備にもよるのだろうし、素人なので良い悪いは言えないけど、バリウムと胃カメラのどちらをと考えているなら胃カメラの方が楽ですよとは言っておきたいかな。

 

あべ 一本〆純米吟醸

新潟 阿部酒造 あべ 一本〆純米吟醸

「一本〆」というのは酒米の名前との事だ。「あべ」については昨年も何種類か飲んでみたけど、この一本〆についてもフルーティ感がものすごい。米から作るワインと言っても間違いではない味わいだと感じる。

この為、好き嫌いが分かれそうな気がする味ではある。辛口甘口でいえば甘口なんだけど、フルーティ感を感じさせる酸味のバランスは今風の味わい。

万人向けではないし、食中酒としては食材を選ぶ様な気もするけど、個人的にはこのフルーティさが好きだ。問題は入手性が悪いこと。価格は常識的な値段なので売っていれば気軽に買えるけど、如何せん北海道では入手が難しい。

早春の1本

豊盃 純米大吟醸 おりがらみ生酒

豊盃は定番品以外に季節によって色々な限定品が出てくる事もあり、個人的には1年を通じて楽しめる銘柄だと思っている。昨年も何本もリピートしたのが、写真の純米大吟醸おりがらみ生で、酸味とフレッシュ感のバランスが好きだ。

嗜好品なので最高に旨いとは言わないけれど、同銘柄の濁り系では個人的には一番好み。

発売時期は1月末から2月の限定で、その後、亀の尾濁りなども出てくる中、春前の楽しみの一つかなとは思っている。

ニシン飯寿司 どちらかと言えば、癖の強い食材だと思うのだけれど、発酵させる製法と若いニシンだからか脂の存在は少なく、非常に美味しい飯寿司になっていると思う。

今でも飯寿司については鰰(ハタハタ)が一番好きだけど、写真の鰊(ニシン)も最近のマイブームである。旨味と甘み、酸味のバランスが好みという事もあるけれど、この飯寿司は300gくらいパッケージで小売り価格は600円前後と同じような製品としては破格値である。

コスパが良いだけではなく実際の味も一級品なので、気に入っているという事だ。その味はいきつけの居酒屋さんから、売っていたら仕入れてきてくれと言われていくくらいのレベルなので、グラム200円というプライスは本当にお買い得だと感じている。

そうした一品なので紹介したいのは山々などだけど、恐らくは生産量も少ないものなので下手な事を書いて人気が出ると、品薄になり僕が味わう事が出来なくなってしまうので写真以上の情報は書けないけど、鰊という魚を見直したのは書いておきたい。