アゴ

魚住商店の味付きアゴ

最近はダシとしてのアゴは知名度も上がってきたと思うけど、食材としてはアゴを食べたことがない人も多いのかなと思う。

アゴというのはトビウオの事で、幼少の頃、厚田で父親の友人に食べさせて貰った事を記憶している。(北海道の)市場には並ぶことは殆どないようだけど、地元で消費する量は獲れていたという事だね。

写真のアゴはダシではなく珍味の部類になると思うけど、元々は長崎を旅した時に宿の売店で購入してその味を知った。

この頃はまだ通販は一般的ではないし、こうした物は大量に買わないと送料も馬鹿にならないので、お取り寄せという考えもなかった。でも、今回は結構な割引と、一定額を買うと送料が無料という事で長崎から取り寄せたものだ。

写真では変哲も無い干物に見えると思うけど、魚が嫌いな人間でない限り、まずいと感じる事はない味だと思う。昨日は行きつけの居酒屋さんに進呈したけど、お店の方もお客さんも大好評であった。

製造元により多少の上下はあるにしても、アゴの珍味は本当に美味しい。長崎だけではなく西日本では結構一般的な魚なので、物産展などで時々売られているのを見かける。

後は通販だろうけど、手抜きで作られたものは安いけど、味に濁りがあったりする事も多い。恐らくは製造時にはらわたを完全に除去していなかったり、鮮度が悪かったりだと思うので値段だけでは買わない方が無難かもしれない。

ちなみに写真のこれは割引前で税抜き500円という感じだ。価値観次第だろうけど、僕は妥当な価格かなと思っているかな。

“アゴ” への2件の返信

  1. 2012年の7月に、私は噴火湾でトビウオを見ています。
    この年は、室蘭近海の定置網にたくさんマグロが入った年でした。
    今年も登別の定置網にマグロが入り、その量が規制値をこえ、今は入るそばから逃がしているのだそう。
    白老にはマグロを専門に獲る漁師がいたくらいで、胆振沖の浅い海域に暖流が通っています。
    その流れが噴火湾に入り、それに付いていたトビウオを私が見たのでしょう。
    私の亡母は滋賀出身で、私は関西の味で育ちました。
    家内のほうは福岡。
    なので、普段は味の素のほんだしですが、正月の雑煮はアゴダシにサバ節。
    私の舌では、ほんだしもアゴダシもサバ節も同じですが^^;

    大阪南港から石垣まで船で渡航したことがあります。
    出港の翌朝は、船と並泳するイルカとトビウオ。
    フェリーですから20ノットくらいは出ていたのだと思いますが、あのサカナはそれより速く飛びますね。

    今年の噴火湾・胆振沖は時計の針の進み具合が早く、もうサバが見えています。
    shinyaさんを誘って、いらして下さい。

    1. KON-chanさん、こんにちは

      私もトビウオは何度か実物を見たことがありますが、想像以上に速く長く飛びますよね。初めてみたときはびっくりしました。

      このトビウオというかアゴですが、厚田では刺身で食べたと記憶していますが、あの当時でも美味しいと感じた事を記憶しています。珍味としてのアゴも非常に美味ですが、かなり堅いので軽く炙った方が良いかもしれません。

      噴火湾にアゴですか。釣りの対象にはならないでしょうが、運悪くアゴの飛翔に出くわしたら、船に飛び込んでくるかもしれませんね。

      サバ・・・魅力的なお誘いです。ありがとうございます。ちょうどその頃、決算期で案件を色々抱えていると思うので、何ともいえないというのが正直なところですが、チャンスがあれば宜しくお願いしたいと思います。

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