週末グルメ

道産もちきび 旨味という点では、トウモロコシの中で一番美味しいと感じる。

写真のそれは意図的にグロな色合いを仕入れてきた。黄色一色、紫一色の他にこうした混色のものがあるけど、味は同じだと思う。クロスバンダム種や八列トウモロコシなど、古い品種ばかり好んでいる僕だけど、これが一番美味しいと感じる。

現在の品種みたいな甘さは皆無だけど、僕は今の品種の甘さがどうしても好きになれない。それより、旨味のあるこうした品種を、強めに塩を効かせて茹でるのがいい。その意味では自宅で茹でるより、茹で方を知っている八百屋さんで買うのが間違いはない。もっとも、売っている店はとても限られているだろう。

特に茹でて売っている店は本当に少ないと思う。

某所で仕入れた仙鳳趾の牡蠣 10個入りで580円

仙鳳趾の牡蠣は現地の直売で、一番小さなものが1個50円くらいが相場である。勿論、鮮度は現地にかなうわけはないのだけど、某所で時々10個で600円前後で売られている。

勿論、生食は可能なもので夏場については身が痩せている個体もあるけど、価格を考えると上等な味なのだ。

青森 西田酒造 田酒 特別純米酒 田酒のスタンダードである
こうした有名処のお酒はプレミアム価格で売られている場合も多い。
しかし、やはり日本酒は定価で買うべきものである。

田酒の純米は一番スタンダードながら、ヘタな吟醸酒よりも完成度は上だと僕は思っている。定価が上のそれなのでコスパはとても良い。

但し、入手が難しいのが難点と言えば難点ではある。ましてやコロナ渦でかなりのお酒が入手しやすくなっている今でも、コンスタントには買えないのが田酒という銘柄である(まあ、石高が少ないにも関わらず、有名という事もあるのかもしれない)。

海の干しがき

変なトリミングになってしまった

北海道に住んでいると地元産(北海道産)の牡蠣が店頭に並ぶので、広島産の牡蠣を食べる事は少ないけれど、外食産業などにおいては生産量が圧倒的である事から牡蠣と言えば広島であるのは間違いない。

写真の牡蠣は広島で作られている牡蠣の乾物で、値段も手頃で自分的にはとても気に入っている。やはり貝については、生でも美味しいけれど干す事による旨味の増し方が他の食材より大きい様な気がする。

そのまま食べても美味しいけれど、水で戻して料理に使っても美味しい様だ。とても良いダシがとれそうな味だから、炊き込みご飯などもうまそうだ。

 

日本海のウニ丼

岩内で食したウニ丼(赤白ウニ丼)

色の濃いウニがエゾバフンウニで、白っぽいのがキタムラサキウニである。一般的には実の赤いエゾバフンウニが希少性の為に高価であり、美味しいと言われている。値段の高いのはその通りだけど、味については確かに濃厚さはあるものの、甘み自体はキタムラサキウニの方が上と感じる場合もあり、最終的には好みというありふれた結論にたどり着く。

こうした事から、二種類のウニを味わえるようにと赤白ウニ丼なるものがメニューに存在するのだけど、昨年食べた白ウニ丼の方が個人的には好みかな。盛りが美しいという事もあるのだけどね。

今年は二色なので二つとも味わって食べてみたけど、やはり濃厚さは赤に軍配が上がるけど、甘さは白に軍配が上がった。結論としてはどちらも美味しいけど、日本海産のウニを一種類だけ選べと言われたら白を選ぶと思う。

理由は単純でバフンウニの場合は襟裳から道東界隈で多く水揚げされる(時期が違うけど)けど、白の場合は夏の日本海でしか食べられないからかな。ある意味で旬の味が白ことキタムラサキウニなのではないかな?と思ったりもする。

ただ、両方が選べる場合は、意地汚い僕は二色丼を選ぶ軟弱モノなのだが・・・。

2019に食べた白ウニ丼 ウニのサイズも違うので一概に言えないけど、このような盛りは美しいのだ。
寿都産 寿牡蠣

最近、寿都で水揚げされる牡蠣が人気である。寿都の頭文字を付け、寿牡蠣(ことぶきがき)の名称で人気になっているようだ。ウニ丼を頼んだのは岩内の寿司屋さんの事なのだが、牡蠣も手頃な価格だったので一緒に頼んでみた。

味は道東やオホーツクに負けず、濃厚でクリーミーさが本当に美味しい。旬な6月頃の筈なので、正に今が旬というタイミングであった。写真の牡蠣、レモンスライスの大きさで牡蠣の大きさも判ると思うけど、特大サイズである。

身も大きく、とても一口では食べきれない。その意味ではここまで大きくなくても良いとは思うけど、ある意味で見た目のインパクトさは必要な場合もあるので、これはこれで良いのだ。

豊盃 純米大吟醸 緑ななこ塗

時々立ち寄る小樽の酒屋では、好みの日本酒である豊盃を取り扱っているのが嬉しい。勿論、常時必ず在庫があるとは限らないのだけど、良いか悪いか豊盃ブランドは季節によって色々出してくるから、何かしらの銘柄が常にあるような気がする。

最近で気に入ったのは、「豊盃 純米酒 亀の尾 活性にごり生酒」という僅かに濁りの入ったもので、限定品故に居酒屋さんでも自宅でも飲みきって終わってしまった。

豊盃の名前を名乗っている以上、どの酒も一定の水準以上の味は間違いないのだけど、殆どが純米吟醸以上なので欠点と言えば少々高いという事だろうか。この為、一般向けにした「ん」というサブブランドもあるにはあるのだけど、こちらも人気があり尚且つ常に発売していないので入手はなかなか難しい。