豊盃 純米吟醸(山田錦)

山田錦を使った豊盃 純米吟醸 精米歩合55%

コロナウイルス感染が落ち着くのは大歓迎なれど、こうした日本酒が潤沢に並んでいるのは最後になるのかもしれないね。

全国的に酒提供自粛の様相になると、人気の酒であっても蔵元に在庫がだぶついている状況になっているらしい。コロナ渦前も豊盃は買えたけど、運が悪いと売り切れという事もあったけど、ここ暫くは潤沢に売っている事が殆どだ。

それはともかく、この豊盃もレギュラーの純米吟醸と殆ど価格は変わらない。山田錦を使っているとの事だけど、山田錦は酒米として価格はやはり高いそうで、名前の由来となった豊盃米や華想い米に比べ価格は高いそうだ。

それでも同じような価格設定を行っているのは、こうした時代(コロナ渦)なので安く市場に出そうという考えらしい。同じような価格設定は尾瀬の雪どけでも同様で純米吟醸の価格で純米大吟醸が買える様なものだ。

消費者としては有り難いけれど、酒が売れないというのも酒飲みとしては心が痛む。何とかコロナ渦を乗り切って、これからも美味しい酒を出荷して欲しいものだね。

昼呑みの豊盃

最近は自宅でも常用酒なのだが、外で、しかもワイングラスなどで頂くと違った美味しさがあるのだ。
季節感があり、良い雰囲気なのだ。

ラベルをみていないが、おそらくは豊盃の純米吟醸。ワイングラスで呑むと香りが立ち美味しい。

そろそろ新蕎麦の時期なのだけど、少し先かな。十割がなかったので、もりを頂く。

七水と豊盃

七水(しちすい) 純米吟醸 雄町 酒屋の親父推奨の1本。
フルーティ系ではあるけど、きっちり日本酒であるし、好みの味でもある。

豊盃 純米吟醸 精米歩合55% 山田錦を使った限定品とのことだ。

ふらっと酒屋に立ち寄り、豊盃の限定品らしきものを見つけ、四合瓶を2本抱えてレジへ向かったのだが店の親父に七水を勧められた。

最終的には好みという事にはなるのだけど、フルーティ系で酸味がある酒を好きという普段の購買傾向は恐らく知っているのだろう。

米の種類で純米吟醸が三種類、大吟醸が一本というラインアップではあるけど、流石に純米吟醸は買うのに勇気が必要というか、初めて買う銘柄であれば、高価な大吟醸に手を出すべきではないだろう。

豊盃の方はまだ飲んでいないけど、作り手には信頼感があるし、山田錦を使っているという事で不味いわけがないと飲む前から評価を与えている。

七水についてはフルーティで酸味と苦み、甘みのバランスとベタベタ感のないキレも感じるお酒で、素直に言うと本当に美味しいと感じる。

リピートするかどうかと言えば、激しく「する」と答えたい。