年末年始に飲む

宮寒梅 29福(ふくふく) 精米歩合29%で価格は破格値の2200円 蔵元のWeb Siteの説明では謝恩価格だそうだ

例えば大吟醸は50%以上の米を削って醸造した吟醸酒の事なのだけど、この削って残った割合を精米歩合という。日本酒の場合、上等な酒はある程度の精米歩合となっている事が多いものの、数値が低ければ美味しいというわけではない。

正確に言えば精米歩合と自分が好むか好まないかは、比例はしないという事だ。それでも同じ銘柄というか同じ酒蔵で同じ品種の米を使っているのであれば、精米歩合が高まればキレが増し、雑味は減っていくとは思うのだけど、最終的には各自の好みというか嗜好の問題ではあると思う。

それでも今回掲載した2本の酒は、自分的には買っても間違いはないと感じている。特に豊盃の純米大吟醸レインボーラベルは正月用に毎年買っているけど、旨味と酸味のバランスが取れている銘酒だと思う。

但し、この豊盃は安くは無い(つくりを考えると、これも謝恩価格ではあるのかもしれないけれども)ので、その意味では最初に紹介した宮寒梅の29福は破格値であると思う。

コスパが非常に良いと思っている獺祭にしても、通常の39%で2640円なので、精米歩合29%で2200円という価格は酒米の差があるとしても、とんでもなく安い。

豊盃 純米大吟醸レインボーラベル 年末に発売される季節限定品 精米歩合は39%

最近の1本

鍋島 特別純米酒

佐賀の銘酒、鍋島の特別純米酒。他の銘柄でも言えることだけど、このクラスが美味しい酒が良い酒だと僕は思っている。

純米吟醸や純米大吟醸が美味しいのは当たり前。普段呑みの出来る価格帯の酒こそ、着目しないといけない。そう感じるこの頃です。