最近の銘酒

発酵中、Foo Fightersの曲をかけて醸造したとか・・・Foo Fighters × 楯野川 純米大吟醸 半宵 銀(はんしょう ぎん)

山形県の楯の川酒造が作る楯野川は、積極的な商品展開を行っている作り手で、今回の純米大吟醸 半宵 銀という銘柄もコラボ製品の一つ。

限定販売という事もあり、正直価格は微妙ではあるけれど、コロナ渦で外呑み出来ないという状況になってしまったので、試しに買ってみたものだ。楯野川自体は何度も飲んでいるので大体の味は想像がつくけれど、試飲してみないと好きかどうかは何ともいえない。でも、純米大吟醸だからそれなりの味には仕上がっているのだろうね。

5/16追記

話の種レベルで購入したこの酒だけど、旨味よし、酸味よし、苦みよしの高バランスな仕上がりで、好みはあるにしても純米大吟醸としてもレベルは高いと思う。コラボ商品なので割高感はあるにしても、お勧めは出来るかな。

Foo Fightersのタグが架かっている 最近の日本酒では驚きはしないけど、でも違和感があるのも事実
田酒 純米吟醸 百四拾 桜ラベル 「華想い」精米歩合50%なれど、純米吟醸なのだ

青森の銘酒といえる田酒(でんしゅ)は、通常の純米吟醸であれば行きつけの居酒屋さんで常備しているのだけど、道央でコンスタントに入手出来るかというと難しいと言える銘柄の酒だ。まあ、取り扱いのある酒屋に通っていればタイミング次第でという事だろうけど、小売りについてはコロナ渦だから買えるという事は大きいようだ。

飲食店の仕入れが激減しているので、その分、小売り向けに出荷が出来るという事らしい。だから、僕の好きな豊盃なども昔はタイミング次第で買えるというお酒だったけど、レギュラー製品であれば今では間違いなく買えるもの。

醸し人九平次のシリーズもそうだね。人気商品なのでタイミングが悪いと売り切れになってしまうけど、ここ数ヶ月はこれもまず買えないという事はなくなった。

しかし、小さな蔵はなんとかなるようだけど、大きな酒蔵は生産量が非常に多いので本当に大変らしいね。限定ラベルなどで低価格で純米大吟醸を小売り向けに出していたりなど、薄利多売戦略をとっている銘柄もある。

好きな銘柄は将来も残って欲しいので、出来る事は沢山買ってという事くらいなのかなと思う。

最近の日本酒

楯野川 純米大吟醸 飛切濃厚仕込(とびきりのうこうじこみ)

数量限定という事でついつい酒屋で手にとってしまった、楯野川のベーシックレベルの1本。仕込みの時に使う水の量を減らしている様で、商品名にもあるように濃厚な味わいを楽しめる。

日本酒度は-8と甘めではあるけど、この手の酒は酸味も絡んでくるので、単純に日本酒度だけでは味わいを想像出来ない。ただ、本当に濃厚な味で、酒蔵でもロックやソーダ割などを想定して作っているとか。

その意味で最近買った酒の中では、異色さが際立つ1本ではあると思う。

醸し人九平次 黒田庄に生まれて ヴィンテージ2019

九平次の標準である「山田錦 EAU DU DÉSIR」と基本的には同じ作り方らしい。違うのは米の区画と栽培スタイル(公式HPによる)だけとの事だけど、味は明確に違う。

どちらが旨いという話は好みもあるので何ともだけど、四合瓶で400円ほど違う価格を受け入れられるなら僕はこちらが好みと感じる。並んでいたら、普通の「山田錦 EAU DU DÉSIR」を買うけれども・・・。

 

麵二種

カップ麵の銘柄は不明 ギョウジャニンニクを入れ食す

身体を壊してからカップ麵は食べる機会が激減しているけど、春のギョウジャニンニクを安楽に味わいたい場合は塩味ベースのそれを買って食べる事がある。

採取したギョウジャニンニクを洗ってハカマを外し、カップ麵に適量乗せてお湯を注ぐだけなので調理と呼べるものではないけれど、ギョウジャニンニクの食べ方の中では安楽かつ間違いない食べ方の一つではあると思う。

小樽 荒又さんの白エビ天ぷら蕎麦

こうした種物は蕎麦というよりセット物ではあるのだけど、季節限定の種物はどうしても手が出てしまう。今回は小樽の蕎麦屋さんで白エビの産地は富山県のもの。港町小樽で何で富山という疑問もあるけれど、そこは素直に楽しんだ方が良いような気がする。

秋以降、十割蕎麦ばかり食べていたけど、久しぶりに食べた御膳蕎麦(更科)も美味しい。蕎麦の味わいながら、白エビの素朴な旨味を味わうのもいいものである。