余市産

4200円(税別)というのが、このボトルの参考価格である

味が良かろうが何らかの賞を受賞しようが、僕は国産のウイスキーよりもスコッチを好む人間で、写真のボトルは数年前に偶々定価で売られていたので買い求めたもの。

ストレートでもロックでも、あるいはハイボールにしても美味しいウイスキーだとは思うけど、ボトルを買ったり、BARで飲むという場合は同じ価格であればスコッチを所望する。

この「余市」については、あまりにも暑かったのでハイボール用に収納場所から探し出した物。最近はグレンフィディックのハイボールが香りという意味で気に入っているけど、余市も最後に僅かに氷の上に滑らすようフロートを行うと、香りが立って上等のハイボールになる。

味は勿論重要だけど、モルトについては最重要なのは香りで、その意味では割って氷入りというハイボールは邪道だろう、でも、上等で配分を間違えなければ冷えていようが、きちんと香りが立つのが本物のウイスキーであるとは思う。

その意味では割るのだから安物で十分・・・とは、間違っても言えない。昔、野営した時に買ったサントリーのトリス。今では割った状態を缶詰にして売っているけど、上等なハイボールを味わっていると、とても美味しいとは思えない。

その意味では、この余市は味や香りは合格を与えられる。それでも、飲むならスコッチを好むけれどもね。

理由?

オリジナルだから・・・かな。

最近のぷちグルメ

伊勢エビ同様に花咲ガニも甲羅から出汁が出るという。その意味では身がスカスカであったとしても、汁物用としてはそれで十分という事になる。

花咲ガニは身も美味しいけれど、こうした汁物にするのが一番好きだったりする。こうした固い殻を持つ甲殻類は、殻から出汁が出るようで、伊勢エビなどは殻から何度も出汁がとれるらしい。

殻が柔らかいケガニなども汁は美味しいけど、出汁の濃厚さという意味ではやはり花咲ガニに軍配があがる。タラバガニ・・・は、判らんかなあ。ズワイガニの汁はケガニと同レベルだった気がするけど、作り方などにもよるのでその辺は何とも。

生花苗沼(オイカマナイトー)のヤマトシジミ

十勝の海岸線には多くの海跡湖が点在しており、生花苗沼もその一つ。何度か訪れているけど、この周辺はエゾカンゾウが多く咲いていた。この辺りは全般的に自然が残されていて、ハマナスをはじめとする原生花園が広がっている。

話はそれたけど、この沼で水揚げされるシジミが写真のそれ。資源保護の為、年に1度しか漁をしないという事で巷では「幻の」などという形容詞がつく。漁獲量が限られているので、入手が困難であることは間違いないけれど、幻というのはかなり大袈裟ではある。

大樹の道の駅では冷凍されたこのシジミが売られているけど、かなり高価な事は間違いない。今回はたまたま魚屋が仕入れていたというオイカマナイトーのこのシジミだけど、庶民的な店故にサイズは「小」というもの。

ここで有名なのは5cmを超えるような大型の粒ではあるけど、流石にそれを仕入れると誰も買わんという値段になってしまう。ただ、写真のそれは小とはあるけど大きい粒は4cmくらいの物も混じっているので、他の産地よりは大粒である。

ちなみに粒が大きいと美味しいと単純には思っていないけど、汁物でシジミを食べるなら大型の方が食べやすい(というか、食べる気になるね)。小指の爪レベルのシジミだと、殻から外れている身は食べるとしてもわざわざ身を外して食べるなんて事は僕は面倒なのでね(笑)。

ちなみに○天などでは恐ろしい値段で売られているね。ちなみに今回のシジミも小ではあるけど、価格は絶対値では安くはない。グラム250円で300g買い求めたもの。

これが大になるとグラム400円くらいは頂かないととか言っていたので、同じ重さだと1200円か。ただ、粒の数は小の方が多いだろうし、極端に味が変わるとは思えないので味噌汁などでは小で十分だと思う。

夏の味覚

地産 赤白ウニちらし 

赤ウニ(エゾバフンウニ)の方が濃厚さはあるけど、甘さは白ウニ(キタムラサキウニ)の方が上か。

どちらが美味しいかは、間違いなく好み。そうでなければ、高級店で両方のウニを仕入れない。ただ、赤ウニについては、積丹産より昆布が有名な産地の方が間違いなく美味しいと思う。それは道北に限らず、冬期の道東産なども含めてだ。

積丹で赤ウニが高いのは漁獲量少ない事が一番の理由だろうけど、メディアは高い=高級=美味しいという報道をしている。それをどう受け止めるかは、個々の自由なのだけど、赤だから文句なしに美味しいというのも乱暴過ぎる意見ではある。