仙鳳趾の牡蠣

夏は身が痩せるらしい。冬場に食べてみたい。もっとも、夏でも味は十二分に美味しい。

知名度が上がってきた仙鳳趾の牡蠣だけど、売られている牡蠣はかなり大型の物が多く、当然ながら価格もかなりのものとなる。

現地では一番小さな牡蠣で1個50円というレベルで売られており、牡蠣は手軽な食材の一つではあるけれど、自分で剥いて食べるという意味では、この小型の牡蠣は一口サイズで個人的には気に入っている。

夏場の牡蠣は海水温の関係で(相対的な話で絶対値は低いのが道東太平洋だが)身が痩せていると言われていて、確かに殻を剥くと痩せているかなと思う。ただ、牡蠣の身というのは殆どが内臓なので痩せていたとしても、味は上々である。

隣町の厚岸産同様に年中出荷が可能な牡蠣なので、真夏でも生を味わえるという意味で良い生産地だと思うし、何よりもコスパが素晴らしい。

尚、仙鳳趾の牡蠣は仙鳳趾漁港と老者舞(おしゃまっぷ)で現地買いができる。個人的には老者舞については独特の地形とルートが一人旅にマッチして、好んで買うのは老者舞の牡蠣である。

半分は焼牡蠣にしてみた
酒は醸し人九平次を選んだ