八列トウキビと生落花生

音江PAにて 山とまでは言わないけど、既に葉が色づき始めていた。

叔父の法要が予定されており、日帰りで旭川を往復してきた。葬儀の時は悪天候で閉口したものだけど、今日は秋晴れでそろそろ麓でも場所によっては葉の色づきも始まった感がある。

三笠 八列トウキビ

八列トウキビは今では三笠と清水でしか生産されていないと聞いているけど、焼いたそれは香りが良く、食べ応えのある食感が好きだ。現在の品種とは全くの別物だけど、茹ではモチキビ、焼いたのは八列トウキビが良い。

現在の品種は自分にとっては甘すぎるのだが、サラダなどで食べるのであれば今のスーパースイートコーンもそれほど悪くはない。

生落花生については本場物と道産を食べ比べているわけではないけど、今回食べてみた限りでは美味しいと感じた。聞いた話では鮮度が第1だとの事ではあるので、産直で直ぐに洗って茹でたら最高との事だ。

まあ、流石にコネもないので、北海道でそうした生落花生は生産者じゃなければ難しいとは思うけど、それでも十二分に美味しいと思う。ただ、何だかんだで30分ほどの茹で時間が必要なので結構大変だという気持ちはあるかな。

これも三笠で買い求めた生落花生 30分ほど塩ゆでしたもの。予想以上に道内産の落花生も美味しかった

秋空と飯寿司

通勤途中にこんな雲が流れていた。もう秋だね。

流石に9月も後半になると気温も一気に下がってくるのが北海道で、暑かった夏も遠い昔の様だ。この時期になると市場では鮭などが多くなるわけではないけれど、生の魚卵だけは店頭に並ぶようになる。

好みもあるだろうけれど、天然の白鮭は(天然と言っても、大量に稚魚放流しているのだが・・・)生鮭は、それほど美味しいものではない。

ちなみに刺身などで食べるという意味ではなく、生の鮭を料理しても、身そのものはそれほど美味しいとは思わないという意味だ。

ちなみに刺身については、サーモン系は僕は全く好まない。特に養殖系は脂が乗りすぎて苦手な部類だ。市場から消えても全く困らんというレベルだけど、好きな人も多いからそこまでは言わん(笑)。

まあ、何を好むかは経験や年齢もあるので、美味しいかどうかは絶対値ではないとは思うけど、下の写真に出てくる飯寿司も買うのは殆どが白身魚である鰰(はたはた)だ。

飯寿司に限らず、焼いても煮付けても、鰰の味が好きなのだ。その中でも量販品では僕自身の評価が一番高い、山下水産の飯寿司が今年も売り出されるようになった。

最初に出てくるのは紅鮭でこちらは輸入品という事もあるので、仕込みが早いのだろうね。その紅鮭に遅れて出てきたのが、鰰の飯寿司である。この後、こちらの会社ではホッケやニシン、あるいはキンキという製品が並ぶ。

ただ・・・キンキだけは食べた事はないけれど、何となく敬遠してしまう。高すぎるという事もあるけど、脂っぽい魚向きではないと思うからだ。

その意味ではホッケも同様なのだけど、飯寿司にするホッケは小ぶりのものが多く、焼いて食べて美味しくはないホッケの方が飯寿司には合っている様だ。昨年、山下水産ではないけど、小樽で製造しているホッケの飯寿司が安かったので買い求めたけど、非常に美味しい飯寿司であった。

昨年とはラベルが違うようだ。寿都 山下水産の飯寿司

売られている鰰の飯寿司は、会社によっては魚卵入りであったり、もっと大きな魚を使っている事が殆どだ。食べ応えは大きい方が勿論上なのだけど、飯寿司の場合は山下水産のこの小さな魚はかなり合っている気がする。

ちなみに自分の好きな飯寿司の味は酸味と甘み、そして塩気のバランスが取れているものなのだけど、それは好みとして、麹の美味しさも判断基準になっている。

味が好みじゃなかったり、麹がドロドロになっている飯寿司は、僕も麹は取り除いて魚だけを食べるけど、山下水産の飯寿司は麹も抜群に美味しい。

量販している中では個人的には、頭一つ抜け出している感じ

今日の1本

三浦酒造の普通酒である「ん」が店頭並んでいたけど、その中の数本が金文字仕様となっていた。

店主に聞いたところ、中身は同じらしい。オリンピック仕様と言っていたけど、まあ、季節製品という感じであろう。

ちなみに「ん」は豊盃(ほうはい)のセカンドラベル的な銘柄で、精米歩合も普通酒のそれだ。

でも、常飲出来る1本としては、癖もなく上品な仕上がりなのだ。

中身は同じだが、特別ラベルの「ん」。