3回目のコロナワクチンを金曜日に接種した帰り、自宅からは結構な距離があるのだけど、何度か顔を出している酒屋に立ち寄ったところ、田酒の純米吟醸が置かれていた。
勿論、定価販売ではあるものの、流石に特別純米のような価格というわけにはいかず、税込みで2788円。
この銘柄の純米大吟醸なので旨い不味いでいえば、不味いわけがない。ただ、この銘柄についてはスタンダードである特別純米酒を僕は推すかな。
それだけ特別純米酒は、味と価格のバランスがずば抜けて良いと思うからだ。絶対的な味でいえば、今回の純米大吟醸は香りよし、酸味よし、旨味よしで美味しい酒は間違いないのだけどね。
その意味では豊盃のテーブル酒である「ん」の味も、以前話したことのある居酒屋さんで会った酒屋の店主達の評価もうなずける。普通種である「ん」の味に感心していたものなあ。
好みはあるにしても吟醸酒などはご馳走的な酒であり、不味いわけがない立ち位置だけど、普通種の味こそ酒蔵の実力が出るのかもしれないね。
今回の田酒も同様で買った純米大吟醸も素晴らしいけど、だからこそ特別純米酒が輝いて見える気がする。