北海道産の鮎

お通しは、青ツブ
ナスの辛味噌炒め

この「ナスの辛味噌炒め」は簡単な料理に見えるけど、味はかなり複雑だ。米茄子を軽く油で揚げてから、お手製の辛味噌を程よく絡めている。青ジソの葉も深みを与えてくれる。

利別川産の鮎

前日から遠征していた釣友が帰宅前にお店に立ち寄り、釣り上げた鮎を納品していった。氷漬けにした状態なので鮮度は言うまでもない。今回は利別川産とのことだ。

鮎の塩焼き

鮮度の良い鮎に串を打ち、飾り塩をした後に炭火でじっくり焼いた物が上の鮎である。自宅で鮎を焼く場合はガスもしくは電気でという事になってしまうけど、やはりプロであるお店で焼いたものが一番美味しい。

特に今回は鮮度を保ったままの生を焼いているので、今年頂いた鮎で一番の味であった。問題というか申し訳ないのが、釣り上げた釣友はこの状態の鮎を食べれないということだ。

お酒さえ飲まなければ鮎を食べてから帰宅という選択肢もあるけれど、それを行わないのは疲れがピークに達しているからだと思う。感謝あるのみである。

僕の場合は魚ではなく、山菜やキノコ担当かな。ネマガリなども鮮度の良い状態で何度か食べて貰っているので何とかトントンかな。

そういえばコロナ禍で身動きが取れないであろうと思うけど、某放浪記の方はこちらの鮎が気に入っている様で、1匹食べた後でもう1匹リクエストしたとかなんとか。

 

2020年の夏休みグルメ

これは持ち込み食材 北広島 エーデルワイスファームのスペアリブ お勧めの食べ方はフライパンなどで加水して蒸し焼きに。オーブンなどで焼いてしまうと、水分が飛びすぎ味が変わる

品質や味は一級品だけど値段もそれに比例しているので、滅多に買うことがないのだけど、今回の様に帯広で友と飲むというような場合に買うのは北広島のエーデルワイスファームさんのスペアリブ。

勿論、加工品でそのまま食べる事が出来るけど、個人的なお勧めはフライパンにこれを並べ、水を適量加えて蒸し焼きにして水分を保ったまま加熱するもの。たとえは悪いけど、ドイツ料理のアイスバインみたいな旨味を感じる事ができる。

FINLAGGAN 蒸留所非公開のアイラモルト

finlaggan(フィンラガン)は、ボトラーズと呼ばれる部類のウイスキーである。ボトラーズとは自前で蒸留所を持たず、他の蒸留所からウイスキーが詰められた樽を買い、独自の熟成とボトリングを行っている業者の事だ。

通常、ボトラーズの製品であっても元の蒸留所名が付けられるのだけど、finlagganについては蒸留所の名前が非公開となっている。カリラじゃないか?と言われる事が多い様だけど、”現在のカリラ”を飲むことは殆どないので、そう言われるとそうかなと感じる程度ではある。

でも、市場価格も手頃でカスクなので、お買い得感はあるアイラモルトかなとは思っている。アイラらしいスモーキーさも味わえるので、アイラなら何でも飲めるという人にはお勧めする。逆にウイスキーは初心者ですというのであれば、こうしたボトルに手を出さない方が無難かも。

帯広のBARにて このピザは生地が薄く、チーズを楽しむタイプで好み。

これは好みの問題だけど、僕は生地の厚いピザは嫌いだ。だから、間違ってもシカゴピザなんてものは手を出さない。限りなく薄く、チーズだけを食べる感じでも全く問題ないし、出来ればその方が理想かな。

地元では有名店と言われている味噌精肉店。そのお店謹製のホルモン。

味噌精肉店の味噌というのは名字だそうだ。だから、こうした製品が味噌味というわけではない。勿論、中には味噌味もあるのだろうけど、有名なのは塩ホルモンだそうだ。

塩ホルモンも白丸と赤丸と二種類があり、白丸は胡椒、赤丸は唐辛子が入っているそうだ。で、今回購入したのは白丸の方。

個人的に僕はホルモンはそれほど好きというわけじゃないんだけど、食べない理由は臭いが気になるからだと思う。ただ、最近は品質が良いホルモンを提供する店も増えたようで、仲間と焼き肉屋などに行った時などに食べてみて、なかなか美味しいと感じる事も多くなった。

今回の塩ホルモンも評判通り、臭いも気にならなかったし、塩加減もバッチリ。肝心のホルモン自体も柔らかく、美味しいホルモンだと思う。お世辞じゃなくリピートしたいと感じたもの。

僕はJR美幌駅に併設されている物産館で購入したけど、お店に行けば生のホルモンも売られているようだ(物産館は冷凍)。ただ、旅の途中では冷凍というのもありがたい場合もあり、お好みでどうぞ。

尾岱沼ふれあいキャンプ場にてホルモンを焼く。
ホッカイシマエビ` 尾岱沼産 現地で仕入れた産直のエビ

ホッカイシマエビは尾岱沼が有名だけど、実際にはサロマ湖や厚岸などでも水揚げがある。ただ、現在はサロマ湖が禁漁となっており、コロナ禍でもエビの値段はそれなりのプライスだ。ちなみに購入時は大の大きさでキロ7000円だった。

現地では活が売られていたりするし、それを欲しいという人も居るのも事実なので多くは語らんけど、煮エビ(茹でたもの)の方が甘いのは間違いない。

厚岸 コンキリエにて 金のカキフライ

厚岸の道の駅コンキリエはレストランのみ時々利用するけど、目的はここの牡蠣フライを食べることかな。今回は試しに「金のカキフライ」というメニューを選んでみた。何でも、普通のカキフライよりも大型かつ選ばれた粒を使っているとか。

期待通り、味そのものは美味しかったのだけど、減点はタルタルソースの上にのせられた金箔だね。高級感を出そうと金箔が食材として使われる事も知っているけど、僕に言わせれば趣味が悪いし意味がない。

次回、このメニューを頼む事があったら「金箔は乗せるな」と言ってしまいそうだ。

釧路 かど屋 焼きツブ

釧路の有名店を訪れてみたけど、普通に美味しいと思う。ただ、汁の味は別の場所でも書いたけど、いつも通っている居酒屋さんの方が上だと思う。

但し、違うのはこちらのツブは最後の仕上げで、殻ごと焼きを入れる工程が加わる。まあ、ツブ焼きと謳っているので当然ではあるけれど、丁度良い時分に汁を入れて提供という流れになっている。焼き工程で香りが際立つので、店外からもその香りでツブを焼いているのが判るほどだ。

「老者舞」産の牡蠣 値段色々だが、これは一番小さく安いもので、1個50円

仙鳳趾牡蠣の一部であるのだけど、僕は老者舞産の牡蠣ばかり買っているような気がする。多分、その地形と地名に魅力を感じているからかなと思うけど、旅の途中で立ち寄るなら素直に仙鳳趾漁港にある直売所へ行った方がいいかな。

岬の反対側に位置するだけなんだけど、道道から更に奥に進む必要がある老者舞なので、結構な時間のロスも発生する。ちなみに老者舞については意図的に読みを書いていない。意地悪じゃなく、興味があったら自分で調べるだろうし、その方が覚えるかなと考えているからだ。

牡蠣ナイフと軍手は常に携帯しており、適当な場所で牡蠣を剥き食らう

自分で生牡蠣を食べるには、軍手と牡蠣ナイフが必須である。前者は牡蠣の殻で怪我をしない為としっかり固定出来るからだけど、牡蠣ナイフについては極端な話であれば先丸のステーキナイフの様な物でも問題はない。

それでも牡蠣ナイフが良いかなと思うのは、写真の様に小さく、荷物の片隅に保管しておけるから。ちなみに写真の牡蠣ナイフは、銃刀法の規制とならない刃が入っていないもの。本音を言えば刃は欲しいけど、逆に今のタイプの方が刃がない為、先っぽで殻を叩いたりしても、刃が欠けたりすることはない。

北海道産の天然鮎

お店で鮎が売られている事もあるけど、ほぼ間違いなく養殖物である(和歌山県産が多い様な気がするね)。この為、北海道産の天然鮎が食べたければコネがないと難しいと思う。

更に言えば調理の腕で味が変わるので、焼き鮎とはいえ、写真の様な鮎は滅多に食べられないと思う。

 

ある夏の1日

小樽 荒又さん ひやかけニシン蕎麦

小樽にある蕎麦屋さんである荒又さんでは、冬から春までは特別メニューとして十割蕎麦を楽しむ事が出来るけど、流石に夏になると打ち止めとなるようだ。その代わり、特別メニューに、ひやかけニシン蕎麦が登場する。

極細の更科蕎麦が特徴の荒又さん的なメニューで、普通の温かいニシン蕎麦よりも間違いなく完成度は高いと思っている。その理由は極細麵にあり、温かい蕎麦に比べ、最後まで麵のコシを楽しむ事が出来るからだ。

尾瀬の雪どけ 純米大吟醸 夏吟 生詰 720mlのみ精米度合が39%らしい。

この酒を初めて飲んだのは、実は蕎麦屋さんである。限定品的な珍しいお酒をグラス売りしており、何を飲んでも美味しいと思う。

こうした限定のお酒を飲んで、特に感銘を受けたのは「豊盃(ほうはい)」と写真の「尾瀬の雪どけ」である。

お酒を仕入れているお店は何となく見当がついており、そこでほぼ定価でこれらのお酒を時々仕入れている。札幌で入手出来れば楽で良いのだけど、後者はともかく、豊盃は店頭売りでは厳しいと思う。

この尾瀬の雪どけだけど、一升瓶は精米度合が48%となっており、同じ名前の四合瓶は精米度合が何故か39%となっている。味の傾向は勿論同じだけど、これだけ精米度合が違うと洗練さは4合瓶の方ではあるけれど、値段も率から言えばやや高い。

但し、精米度合が39%の純米大吟醸で4合瓶とはいえ2000円以下というのは、破格値と言ってもいい。酒屋の店主曰く、コロナ禍での応援価格でこのような値段に設定しているとか。

味の好みはあるかもしれないけど、売られていたら大失敗はないお酒だと思う。とはいえ、数少ないだろうから売られていたら買い占めするかなあ・・・。

買い占め云々は冗談ね。たとえ話だけど三本残っていて、制限が無いとしても全部買うということは最近は絶対にしない。せいぜい1本、買っても2本だけ。理由は単純で買い占めが下品と感じるから。

伯楽星 純米大吟醸 荒吐ラベル2020 以前も飲んだが、そろそろ在庫が無くなってきた

コロナウイルスの影響で中止(延期)になったけど、予定されていたARABAKI ROCK FESTとコラボの伯楽星がこれ。値段も手頃で普通に美味しい日本酒だけど、中身よりもラベルに価値があるのかなと思っている。

このラベルのコラボ商品は宮城県内でしか売られていないらしく、何で札幌にあるかというと、居酒屋さんの常連さんが買い付けてきたからだ。

 

豊盃 夏ブルー 純米吟醸

「豊盃」の名前を名乗っている以上、一定以上のクォリティは担保されているので安心して購入出来る銘柄なのだが、ラベルにより結構な味の違いというか個性があるのも面白い。

酒米の配合を変えたり、精米度合を変えたりと製品によって色々あるのだけど、基本的には旨味と爽やかさが両立されており、個人的には本当に好みのお酒になっている。

今のところ獺祭のようなプレミアム価格ではなく、適正価格で購入出来るお店も多い様なのも○である。

活蛸のから揚げ 非常に美味

最近の居酒屋メニューに蛸ザンギを置いているチェーン店も多いけど、こうした活蛸をきちんと調理した味を知っていると、そうした蛸ザンギなど注文する気にはならない。

北海道産 天然鮎の塩焼き 美味

山菜やキノコは食材として他の方へ居酒屋さんと通じて提供しているけど、鮎だけはこちらがご馳走になある食材である。そもそも北海道で天然鮎を食べる事など殆ど無いにも関わらず、居酒屋さんに通っていれば年に何度か食べる機会があるのだ。

煮ツブ その味はついに

年齢層が高いお店であることや素材の味を生かすという意味があり、かなり薄味で提供されていた青ツブだけど、個人的には現在の釧路にある専門店より上だと考えていた。

釧路のお店は以前の親父さんが作っている時は文句なしに美味しかったけど、作り手が変わってから味が変わってしまい、徐々に戻ってきたとはいえ、以前の味が出せていない。

それはともかく、釧路という土地では濃い味付けが普通な事と、居酒屋さんの客層を考えると薄味でOKとは伝えていたけど、若い層にはもう少しだけ濃い味付けの方が受けるかもしれないと以前話したところ、今回はその味付けにしたのだろうか。既に釧路の味を越えていると僕は感じたね。

一番最初に食べたときは、貝の臭みを消そうと考えたのかショウガが少し強いかなと感じていたけど、今では本当に美味しいと思う。また、貝も大きいので食べ応えもある。