醸し人九平次 うすにごり

真ん中の3本が、九平次うすにごり 年に1度造られる限定酒

来週末には入手出来るかなと考えていた「九平次うすにごり」が、土曜日(2/26)の時点で入荷していた事が判明したのは、豊盃のスタンダード品である純米吟醸を精算した後のこと。

完全予約品の為、日を改めて引き取るという事も可能は可能なのだけど、それはそれで面倒なので予約していた本数を含めて引き取りを行った。

この「うすにごり」は年末近くである11月くらいに予約を開始し、出荷されるのは翌年2月中旬くらいからで、実際にはひな祭りくらいが入手タイミングになる。昨年もひな祭り少し前であったけど、今年については1週間ほど出荷が早まったようだ。

ちなみに僕は、どろどろしているというか所謂ドブロクを好むわけではない。でも、”おりがらみ””うすにごり”など、僅かに白濁しているような酒は結構好んで飲んでいる。勿論、銘柄によって味は違うので、濁っていれば良いということは決してないけれど、写真一番左の「豊盃 純大 生おりがらみ」がまだストックしているくらいは好きだ。

ちなみに豊盃といえば、この時期は「亀の尾うすにごり」が出てくる筈なのだけど、どうも今年は生産されないらしい。ちょっと残念ではあるけれど、今年の「九平次うすにごり」は昨年よりも好みの味なので、じっくり楽しもうと思っている。

昨年よりも酸味が増している様な気がする・・が、現時点で比べられないので気のせいかも。でも、好みの味であるのは間違いない。

あべ 一本〆純米吟醸

新潟 阿部酒造 あべ 一本〆純米吟醸

「一本〆」というのは酒米の名前との事だ。「あべ」については昨年も何種類か飲んでみたけど、この一本〆についてもフルーティ感がものすごい。米から作るワインと言っても間違いではない味わいだと感じる。

この為、好き嫌いが分かれそうな気がする味ではある。辛口甘口でいえば甘口なんだけど、フルーティ感を感じさせる酸味のバランスは今風の味わい。

万人向けではないし、食中酒としては食材を選ぶ様な気もするけど、個人的にはこのフルーティさが好きだ。問題は入手性が悪いこと。価格は常識的な値段なので売っていれば気軽に買えるけど、如何せん北海道では入手が難しい。

早春の1本

豊盃 純米大吟醸 おりがらみ生酒

豊盃は定番品以外に季節によって色々な限定品が出てくる事もあり、個人的には1年を通じて楽しめる銘柄だと思っている。昨年も何本もリピートしたのが、写真の純米大吟醸おりがらみ生で、酸味とフレッシュ感のバランスが好きだ。

嗜好品なので最高に旨いとは言わないけれど、同銘柄の濁り系では個人的には一番好み。

発売時期は1月末から2月の限定で、その後、亀の尾濁りなども出てくる中、春前の楽しみの一つかなとは思っている。

ニシン飯寿司 どちらかと言えば、癖の強い食材だと思うのだけれど、発酵させる製法と若いニシンだからか脂の存在は少なく、非常に美味しい飯寿司になっていると思う。

今でも飯寿司については鰰(ハタハタ)が一番好きだけど、写真の鰊(ニシン)も最近のマイブームである。旨味と甘み、酸味のバランスが好みという事もあるけれど、この飯寿司は300gくらいパッケージで小売り価格は600円前後と同じような製品としては破格値である。

コスパが良いだけではなく実際の味も一級品なので、気に入っているという事だ。その味はいきつけの居酒屋さんから、売っていたら仕入れてきてくれと言われていくくらいのレベルなので、グラム200円というプライスは本当にお買い得だと感じている。

そうした一品なので紹介したいのは山々などだけど、恐らくは生産量も少ないものなので下手な事を書いて人気が出ると、品薄になり僕が味わう事が出来なくなってしまうので写真以上の情報は書けないけど、鰊という魚を見直したのは書いておきたい。