十勝にて

十勝にて マグロと思ったけど、ナガスクジラの刺身であった

社会人としての現役生活も残り一年少しとなってきているけれど、流石に最近は髪が薄くなってきたし、白髪も加速度的に多くなってきた気がする。

まあ、そんな自分の老いはどうでも良いのだけど、自分だけではない部分で最近は色々なことがあり、考えてしまう事が多くなってきた。

十勝を訪れたのも全くの予定外であり、宿や交通機関の予約も直前という慌ただしい旅となった。そんな旅ではあったけど、十勝の雰囲気や景色は昔のままであった。

偶然の産物ではあるのだけど、人生で一番脂の乗った時期に十勝へ転勤となり、道東の各地で釣りを楽しみ、酒を飲んだ。そんな十勝や道東で多くの仲間と時を共にした経験は今でも自分の大切な財産になっている。

そんな十勝に定期的に立ち寄っているけれど、今でも本当に第二の故郷だと感じる自分がいる。

建物や昔通っていた店がなくなっていたりと、昔と同じではないのだけれど、それでも十勝を訪れると帰ってきたと感じる自分がいるのだ。

十勝にて 半年ぶりのBAR
十勝にて 復活したメニューだが、細かな事を言うとスパイスの効きと肉の詰め方は以前の方がやはり上である
十勝にて 雨上がりの帯広は霧に覆われていた
雰囲気は良いのだが、焼き肉屋の看板を入れてしまったのがどうかなとは思う
ちなみに平和園の本店がここだ

年に1度のお楽しみ

醸し人九平次 うすにごり 年末頃に予約を開始して雛祭り前後に出荷される限定酒

名古屋の萬乗醸造で年に1度、予約分だけ作られるのが、写真の醸し人九平次うすにごり。

精米歩合などは非公開の生酒だが、この蔵は純米大吟醸が殆どなので50%前後までは削っているとは思う。

そんなことはともかく、年に1度の商品なのでワインで言えばボジョレ新酒みたいなものだけど、飲む価値は個人的にはあるのかなとは思っている。

蕎麦を食べる

鰊煮
道内産蕎麦による十割蕎麦

偶然入った蕎麦屋が気に入り、機会があるごとに訪れるようになった。

グラス1杯の日本酒と鰊煮や板カマなどを楽しみ、最後にせいろ(モリ)を食べる。

この蕎麦は僕にとっては美味しい蕎麦だけど、究極的には食は好みだと思う。だから、僕が美味しいと感じても他人の評価は違うとは思う。

それでも最近は常連さん以外に、一見の客も増え、「美味しい」という声が聞こえる様になってきた気がする。そうした味の評価はお店が一番嬉しい事だろうけど、美味しいと感じている自分にとっても嬉しいものだ。

自分と同じ価値観なんだなという部分が、なんとも心地よいのだろうね。